折れたひまわり、空を仰ぐ

  • 2018.01.13 Saturday
  • 16:11

JUGEMテーマ:軽度発達障害児

 

 

 

2016年の6月、Viviがお友達から小さなひまわりの苗を貰って来たの。持ち帰り方が雑だったのね…。そのひまわりは、茎がポッキリと折れてしまっていたわ。90度どころか、150度にポッキリと。

 

 

「発達障がいです」との診断を受けてすぐ、Viviは普通学級から支援学級に移ったの。仲良くしてくれていたお友達とも疎遠になるかな? と思っていたんだけど、ひまわりをくれたこのお友達は、支援学級や家に遊びに来てくれたりと、以前と変わらない態度で接してくれたわ。本当に優しくて、可愛い女の子なの。

 


でも、Viviが貰ったひまわりは…とてもじゃないけど花が咲くとは思えなかった。私はViviに、「このひまわりはもう無理だよ」と伝えたわ。でもViviは「お友達から貰ったひまわりだから植えたい」といったの。

私は無意味だと思いつつも、Viviの希望を叶えたわ。叶えたといっても、庭に転がっていた植木鉢に園芸用の土を半分だけ入れて、ポンッとひまわりを植え替えただけよ。

 


Viviは水やりを欠かさなかったわ。とはいえ梅雨時期だったから数える程度ではあるけれど、晴れた日には、ひまわりに何かをブツブツと言いながら水をやっていたの。

 

 

それから1か月が経った頃かしら。私の視界にふと、見覚えのない植物が映ったの。小さな葉を危うげに掲げたその植物。それは紛れもなく“お友達から貰ったひまわり”で、ポッキリと150度に折れていた部分はしっかりと修復され、茎は以前よりも一回り太くなり、青空に向かって真っすぐに微笑んでいたのよ。

 

 

心の底からビックリしたわ。だって、あんなにもポッキリと折れていたのに。育つとは思えなかったのに。私は「このひまわりはもう無理だよ」と諦めたのに!
――きっと、Viviの純粋な心と、水と、言葉が“お友達から貰ったひまわり”を生き返らせたのね。

 

 

Viviが学校から帰ってすぐ、一緒に土を足したわ。支柱を立てて、栄養を与えた。夏には小さいけれど、可愛いひまわりの花が咲いて、Viviは飛び跳ねて喜んでいたわ。

 

 

それぞれが持つ可能性をあきらめず、愛情をしっかりと与え続ければ、“私のひまわり”もViviのひまわりのように、綺麗に花咲くのかしら?

 


そう思わされたこの出来事は、今でも私の心の支えとなっているの。Viviが癇癪やパニックを起こすたびに「もういい! もう嫌!」ってすべてを投げ出したくなるんだけど、「きっと花咲く、絶対に花が咲く!」そう自分に言い聞かせて、愛情と療育をViviに与えているわ。

 

発達障がいを持って生まれたがために、Viviは普通の人生を楽しめないのよね…

  • 2018.01.09 Tuesday
  • 23:45

JUGEMテーマ:育児

 

 

長女(小6)は月・水・金・土・日とバレーを習っているの。学校から帰ってすぐ、16:30〜19:30までみっちりとレッスンしたあと、宿題・夕飯・お風呂を済ませ22:00に寝るわ。バレーのない火曜日には、世界でも活躍した選手からの指導を受けているし、木曜日の夜は塾で2時間お勉強。自由な時間なんてほとんどないのに、友人とLINEをしたり遊びに行ったり、おしゃれをしたりと自分の世界を広げているの

 


始業式があった日、11:30に帰宅した長女は「バレーの仲間と遊んでくる!」といって出かけて行ったの。同じチームの子が5人と、他チームの子が2人。みんな学校が違うんだけど、練習試合で何度も戦っているし、LINE交換もしているから本当に仲良しなのよ。

 

お昼ごはんはマクドナルドでポテトとパイを食べたみたい。それから電車に乗ってショッピングモールへ。大好きな洋服ブランドを見て、雑貨屋をめぐって…、もちろんそんなにお小遣いは持っていないからほとんど見るだけなんだけどね。それでも、みんなでお揃いのペンを買ってきてたわ。

 

プリクラを撮って、スタバでコーヒーとケーキを食べ(贅沢…!)満足そうに帰宅。

 

 

 

友達から教えてもらったというアプリを2つダウンロードし、「あはは!」と笑う姿を見ていると――『Viviはこんな風に、友達と遊ぶことはないんだろうな』って悲しい気持ちになるのよね。

 

 


学校にスポーツに勉強、そして友達付き合い。本当に長女は頑張っていると思うわ。でもね、顔はViviの方が可愛いし、スタイルも良いし、努力家だし、性格だって優しいの。長女には申し訳ないけど、それは事実なんだから仕方がないわよね(笑)。


でも、発達障がいをもって生まれたがために、Viviは友達とLINEをすることも、電車に乗ってお買い物へ行くことも、仲間と共にスポーツで切磋琢磨することもできないの。Viviの人生に塾は必要ないし、試験も受験もきっとないわ。もしかしたら、恋愛も出来ないかもしれないわね。

人が人として生きていくうえで経験する大切なことを、Viviはほんのちょっとしか楽しめないの。

 

 

 


長女が友達と遊ぶたびに、Viviは「いいなぁ」っていうわ。「私もプリクラを撮りたい!」「マクドナルドでポテトを食べたい!」っていうから、私はそのたびにViviとプリクラを撮って、ポテトを食べるの。私と旦那、長女とViviと三女で“家族お揃い”のペンも購入したわ。

 

きっとViviは「私も“友達と”プリクラを撮りたい!」「“友達と”マクドナルドでポテトを食べたい!」って思っているのはわかっているんだけど…。私は気付かないふりをしてViviに「楽しいね!」「美味しいね」っていうの。

あぁ、なんだか泣きそうだわ(笑)。

 

 

ちぎっては集めるのが大好きなVivi☆私に降り注いだものは…w

  • 2018.01.07 Sunday
  • 15:26

JUGEMテーマ:軽度発達障害児

 

 


Viviは昔から、何かをちぎっては集めるのが大好きだったの。
レタスでもちぎってくれれば役に立つのに、好むものは折り紙だったり手紙だったり…。またそれを箱に集めて、花吹雪のように飛ばすのが大好きだったから、私の血管はいつもピキピキと震えていたわ。もしかしたらViviは、私の血管もちぎろうとしていたのかもしれないわね(笑)。

 

 

 

Viviがちぎった紙は、いつも思わぬところから出てくるの。かばんの中、机の中、くつの中。ティッシュと折り紙を細かくちぎったものと、おはじきと、大量のレゴがぐちゃぐちゃに混じっていたときは泣きながら分別したわ…。今思い出しても泣きそうなほど、辛い思い出よ…。

 


紙をちぎっては集めるのが好きなViviは、消しゴムのカスを集めるのも好きだったの。紙に何かを書いては消し、消しては書いて、それを消し…の繰り返し。えんぴつ削りも大好きで、もちろんそのカスにも執着を見せたわ。

紙とは違い、消しゴムと鉛筆削りのカスは細かいわよね。筆箱を開けると、ぶわっと飛び出てくる消しゴムと鉛筆削りのカス――あぁぁっ、思い出すだけでコメカミが震えるわ…!

 


私が泣いても怒っても、こんこんと説教をしてもViviは収集を止めないので、いつしか私も注意をしなくなったの。「好きにさせておけばいいや」って開き直ったというか、私はViviの執着心に負けちゃったのよ。

 

 


そんなある日のこと。

 


私は長女とViviが眠る二段ベッドの下に布団を敷いて、三女と共に寝ているの。布団の横にはViviの机があるんだけど、早起きなViviは私たちが起きるまでこの机で何かしらの作業をしているのが日常よ。

 


でもその日は、何かが降り注ぐ気配にハッとして飛び起きたの! 黒い物体が服の中にまで入り込んできて、「何!? 虫?」ってパニックになっちゃったわ。冷静なってその物体を見てみると…大量の消しゴムのカスだったの。
机に向かっているViviはニコッと笑っていたわ。「箱、落としちゃった」って、悪さを誤魔化すときの笑みを私に見せて、とにかく笑顔でその場を乗り切ろうと頑張っていたのよ(笑)

 


実はこの日、私の誕生日だったの。Viviは私に手紙を手渡そうと思って、何度も『ママ、おたんじょうびおめでとう』という言葉を書いては消して、を繰り返していたのね。最終的には消すことに夢中になってしまったようだけど…、つまり私に降り注いできた消しゴムのカスは『ママ、おたんじょうびおめでとう』という言葉を消したカスってことなのよね。


言い換えれば、これはViviからの祝福。
消しゴムのカスではなく、…そう! 天使の羽か、フラワーシャワーか。そういう類のものだと思って、この1年を大切に過ごそうと布団の中で思ったのよ。

 


えぇ、私の特技はプラス思考なところなの。これだけは誰にも負けないわ。

 

 


――口の中からペッと吐き出したものは、消しゴムのカス以外の、なにものでもなかったけれど。

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